出張録音サービスは、録音がうまくできるか自信がない、会議に集中したい、録音のセッティングのための時間が取れないといった場合に便利なサービスです。スタッフが録音機材とともに現地に出張するので事前のセッティングがいらず、録音するための専門知識がなくても安心です。
また、データを社外に持ち出さなくていいので、機密性の高いデータを取り扱う案件にも適しています。さらに、その場で納品されるのでセキュリティの問題もクリアされます。出張先の企業のセキュリティポリシーに合わせて作業ができるというのも大きなメリットです。
テープ起こしの際の意外な障害となるのが方言です。方言は、土地や案件内容にもよりますが、地元の人は理解できても他の土地の人は聞き取れない、意味がわからないといったことが少なくありません。また、同じ土地の人であっても高齢者と若い世代とでは世代間のギャップで方言が理解できないというケースもあります。
仙台市の速記・テープ起こし専門業者「東北議事録センター」では、こうした事情を踏まえて「東北弁・東北なまりのテープ起こし、お任せください」というキャッチコピーを打ち出しました。このコンセプトは、東日本大震災のインタビューの記録にも役立っているそうです。
東京のテープ起こし業者は、高度な専門知識を持つスタッフが充実しています。また、納期や音声データ量の選択肢も豊富で、自分の都合に合わせた依頼がしやすい業者が多いと言えるでしょう。出張録音やセキュリティルームでの作業に対応した会社もあります。
大規模な業者から小規模な事務所もあるのが特徴です。日本語以外のさまざまな言語に対応していたり、医療関連や法律関連などの特定の業界に強い会社が多かったりする傾向にあります。また、小規模な事務所の納期や料金については問い合わせが必要です。