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テープ起こしのリライト・記事作成のポイントは?

テープ起こしをした文章からリライトしたり、記事作成をしたりしようとしても、なかなか上手くいかないと悩んでいませんか?ちょっとしたコツを掴むと、読みやすくわかりやすい文章にすることができます。リライト・記事作成に分けて、ポイントを解説するので、参考にしてみてください。

リライトのポイント

文体を統一する

テープに録音されたものは、会話文です。日本語での会話は、主語を明確にしないことが多く、そのまま文章に起こしてしまうと、わかりにくいものになってしまいます。

また、口語をそのまま文章にすると、文体がまとまらずに読みにくくなってしまいます。

文章は「ですます調」で始めたら、最後まで「ですます調」で通すのがセオリーです。また「だから」「○○なんですよね」など、急にくだけた会話文が出てくるのも、違和感を覚えます。

テープ起こしされた文章は、口語文であることを踏まえ、文体を統一すると読みやすくなります。

文章をソフトにする

テープに録音されている内容にもよりますが、例えば学会や研究、法律など堅苦しく難しい内容だと、文章に起こした際に字面を見ただけで読むことに拒否反応が起こることがあります。

また、漢字だらけの文章は、パッと見ても堅苦しいと感じます。

最近ではパソコンやスマートフォンで文章を読む機会も多いため、漢字が多い文章は敬遠されてしまいがちに。

とはいえ、ひらがなばかりも文章も読みにくいので、「漢字:ひらがな=3:7」くらいの割合が見やすい文章になるでしょう。

ただし、学術的な文章や法律に関するものが、あまりに軽く書かれていると重みが半減してしまうので、記事内容に適した文章のソフトさを心がけることが大切です。

文章の長さと接続詞を考える

自分が話すときのことを考えてみてください。会話はその時に頭に浮かんだことをまとめながら口に出していきます。

そのため、一文に途切れがなく考えなどがいくつも並列されていることがよくあります。

そのまま文章に起こすと一文が長くなるばかりか、だらだらとまとまりのない文章になりわかりにくくなります。一度自分の中で整理して、意味合いのまとまりごとに文章に起こしていきましょう。

また、会話では文のつながりに接続詞を使わないこともよくあります。その場で話を聞いている人には前後のつながりや話し方で理解できますが、文字にするとどこにつながる文章なのか混乱することも。リライトでは、前後の文をつなぐ「適切な接続詞」を使うことを心がけてみましょう。

話の癖をなくす

会話にはその人の話し方の癖が出ます。例えば、語尾に必ず「ね」を付ける人や、文頭に「なので〜」と付ける人などがあげられます。

聞いている分には問題ないのですが、このまま文章にすると何度もおなじ表現が出てきてしつこいと感じるだけでなく、文章としても稚拙なものとなってしまいます。

文章として読みやすいよう、言い換えたり省いたりして文章を整えましょう。

会話の中の相づちは、文章にする際にはほとんどが不要です。「なるほど」「そうですね」などという話し相手の相づちは、ないと意味が通らない場合を除いて省いてもいいでしょう。

また、話始めの「えー」「そのー」などもリライトの際にはまったく必要ありません。文章上で絶対に必要な場合以外は、このような相づちは割愛しましょう。

話の流れよりも要点を重視する

会話というものは、話の流れや相手のリアクションで内容があちこちに飛ぶことがよくあります。最終的に要点に落ち着くとはいえ、文章にする際に話が飛ぶと、まとまりがなく主旨のわからないものとなってしまいます。

テープ起こしをリライトする場合には、話の流れを変えてはいけないと思い込まずに、一度文字起こしの原稿を最後まで読み、文章の組み立てを考えてみましょう。

定石通りに、「序文・本文・結論」という文章の流れになっていれば、読みやすいリライト記事になります。リライトする前に、話のポイントだけ抜き取って箇条書きにしてみると、組み立てやすくなります。

 文字起こしの依頼の仕方

文字起こしにもさまざまな手法があり、「えー」「うーん」などの言葉もそっくりそのまま書き起こす場合もあれば、ある程度文章として読めるものとして起こす「簡易整文」という場合もあります。

簡易整文とは、口語を文語に直したり、間違った文法を修正し、不要な語句は削除したりして文字を起こすことです。文字起こし原稿をリライトするとわかっているのであれば、簡易整文で依頼すると後からリライトするのが楽になります。

記事作成のポイント

記事の構成を作る

記事を書く場合には、いきなり書き出すのではなく、まず全体の構成を考えることが大切です。基本的な「起承転結」の流れを作り、どこから始めてどこに落とし込むのかを考えましょう。

自然な会話の中では、このようにきれいな流れで話が進むことはほぼないため、テープ起こしから記事を作成する際には、全体の流れから構成し、要点をまとめていきます。その際、会話の順番にこだわる必要はありません。

見出しを入れて全体を見やすくする

テーマに沿って記事を読む場合、流れに沿ってまとまりごとに見出しを入れて文章を区切ると読みやすくなります。

文章の構成をしたら、流れに沿った見出しを付け、さらに大見出し・中見出し・小見出しといった階層を付けましょう。

また、Webサイトやスマートフォンで読む人のことを考えて、段落や改行も適切に入れることが大切です。

原因と結果の関係を意識する

読者がどの記事を読みたいと思うのは、何か問題が提示され、原因と結果が知りたいと思うからです。

そのためどのような内容の記事であっても問題点や原因をはっきりと提示し、それに対する解決や結果で締めましょう。

会話では、何が原因でどれが結果かがわかりにくいため、文章に起こす際には、明確に示すと説得力のある文章となります。

要点のまとめ部分を作る

記事作成をする上で、書いている本人も要点がずれることは多々あります。構成を作ってそれに沿って書いていても、脱線したり要点がわからなくなることがないように、簡単に要点をまとめた部分を作っておきましょう。

導入文としてもよいですし、執筆用にポイントだけ箇条書きにしても大丈夫。ポイントは「この記事を読めばわかること」に搾ることです。

また、記事の最後に「まとめ」として要点を簡潔に振り返るのも、よく用いられる手法です。読者にとっても「まとめ」部分があることで、記事に書いてあることが簡潔に要約され、要点の振り返りにもなります。

読み直しをする

記事を書く途中に十分注意していても、誤字脱字や文法の使い間違いなどがあるものです。

記事を書いたら必ず読み直しをして、誤字脱字はもちろん、文章の繋がりがおかしくないか、矛盾はないか、接続詞が適切かなどを確認してください。

最初から最後まで、自然に読める文章を目指して、読み直すことはとても重要です。

プロに文字起こしと合わせて記事作成を依頼するとラク!

文字起こしの元となる会話は、そのまま文章化しても良い記事にはなりません。

会話文から読みやすい文章にするには、単に文字起こしをするだけではなく、リライトや記事作成には文章を書くための技術が必要です。

さらに、リライトや記事作成をするなら、文字起こしからした方が効率が良いこともあるため、テープ起こしからリライト・記事作成までをプロに依頼すると時間の短縮にもなります。

どのような主旨かを明確に伝え、文字起こしと合わせて記事作成まで、プロに依頼しましょう。