こちらのページでは、テープ起こし業者に依頼する場合に、料金を安くするコツを解説していきます。併せて、安い業者のメリットもご紹介しますので、テープ起こしの依頼の際に役立ててください。
テープ起こしの業界自体は、それを必要とするニーズがそれほど広範ではないため、一般的によく知られているとはいえません。
そのためテープ起こしの価格帯も不透明な部分が多く、同じ音声テープで、同じ依頼をしたのに数倍の料金差がでることがあるぐらいに、それぞれの業者間の価格帯には開きがあります。
ですから、なるべく高品質のものをリーズナブルに依頼できるコツを挙げていきましょう。
納期にゆとりを持たせるだけで、金額が抑えられます。
たとえば、納期の期限を2倍程度にのばすことで、料金を3分の2近くに抑えることも可能となるのです。
急ぎではない場合は慌てずにゆっくりと、あらかじめテキストデータに期限があるのであれば、依頼を早めにするなどし、余裕を持たせて発注することで安く抑えられるはずです。
業界そのものが特異なニーズの分野であるため、テープ起こしの価格帯は本当にさまざまです。
1分200円未満の業者もあれば、1分300円の業者もあります。
長い音声データを起こす必要がある方ほど、きちんとテープ起こし業者の比較をすることで、ややもすれば数万円単位の費用を抑えることも可能となります。
したがって、依頼の予定が「今すぐ!」でない方はチャンスです!
事前に安く抑えられるテープ起こし業者を調べておき、なるべく納期を伸ばすことが、テープ起こしの費用を安く抑えるコツといえるでしょう。
テープ起こし用のデータが手元にある際、もし時間に余裕があって、一手間加えることができる状況であれば、そのデータに一工夫するだけで料金が格段に安くなる可能性があります。
テープ起こしする必要のない場所がデータの中に入っているなんてことはないでしょうか。
例えば、長い間や、必要のない雑談など、文字起こしデータとして残す必要性が無いものがデータに入っている場合は、そこの部分を簡単な編集ソフトなどでカットして依頼するのも節約ワザの一つです。
もし編集ソフトの使い方が分からない、技術に自信がないという方がいれば、事前に文字起こし業者に相談し、タイムを指定して文字起こし不要の旨を伝えるという方法もあります。
※これは対応してもらえるか事前に業者に確認することをお勧めします。
テープ起こし業者の代金の計算方法は大きく分けて二つあり、それはテープ起こしを行なった後の文字数か、テープ起こしを依頼した時点でのデータの長さかのいずれかです。
もし、ある程度固まった時間で、文字起こしをする必要のない部分が入っている場合は前述のようにデータからカットしたり、不要な箇所を先方に伝えるなどの方法があります。
でも、全体的に間が多い会議や、話し手のペースがとてものんびりしているような場合は、完成した文字起こし原稿の文字数でカウントしてもらうようにするのも一つのやり方でしょう。
文字数カウント方式にすれば、間延びした会議やゆっくりと話す話者の文字起こしも安心して依頼することができます。
文字起こしを依頼したいデータがあるとして、あなたはそのデータをどのくらいの精度で起こして欲しいと思っていますか?
それが一語一句間違いのないような、いわば証拠としても使えるように正確なものを求めているのでしょうか。
それとも、慣例的に残しておくべき会議の議事録で、内容さえわかれば細かいことがそこまで必要のないようなデータなのでしょうか?
そういった場合、文字起こしの全てにおいて完璧である必要はないのではないでしょうか?
文字起こしの業者には、格安で速さを売りにしている会社や、英語や医療や法律の知識などにも長けたリライターが脇を固めているような会社など様々です。
また、同じ会社のサービスの中でも、金額によってランクをつけているような業者も多いでしょう。
速さが売りで、とにかく内容を起こすことを基準としているサービスと、法廷や医療の現場でまで使えるサービスが異なる金額で提供されているのは当然です。
テープ起こし業者の中には、自動音声認識システムを使用するサービスを提供している会社があります。
通常であれば、文字起こし専門ライターが人の耳で聞き取り、手動でタイピングして文字起こしを仕上げていきますが、自動音声認識システムを使用する場合は、これを全て機械で行うことができます。
そのためスピードがとても早く格安で納品してもらえるのが特徴です。
ただ、音声データの鮮明さなどによっては、誤字や誤認識などもあるため、若干の精度は低下します。自動音声認識システムは、速さや安さに特化したサービスなので、ある種割り切って使用することで料金を格安に抑えることができます。
文字起こしの料金を抑える上で重要となってくるのが、文字起こしをするライターの選び方です。
文字起こし業者には文字起こしをしてくれるライターさんのレベルを選べる場合が多いのをご存知でしょうか?
速さが重要で、正確性は厳密には必要ないという場合は、前述空いた自動音声認識システムを利用してみるのもいいかもしれません。
また、情報が外部に漏れることを絶対に避けなければいけない場合は、プライバシーマークを取得した業者に依頼するのも手です。その時の場合と状況によってリライターさんを選ぶのも料金を抑えることにつながります。
例えば生活の知恵を話した講演会の文字起こしに、法律の知識や英語力のあるリライターさんを選ぶというのは明らかに無駄です。
内容や必要な技術を考えて賢く選ぶことが重要です。
聞きなれない言葉ですが、クラウドソーシングを利用して個人の方に文字起こしを依頼するのも、業者に頼むよりも料金を抑えることにつながります。
業者に頼むと、実際の作業する人と会社の取り分が含まれるので、それを実際に作業する人ぶんだけ払うことになるので料金を抑えられます。
クラウドソーソーシングで依頼するのは初めてみるととても簡単ですが、リライターさんの過去の実績などをよく確認して、きちんと仕事をしてくれる人を選ぶようにすることが大切です。
テープ起こしを継続的に、大量に利用する場合がある方は個人と契約するという方法もおすすめです。
個人事務所でテープ起こしを行うライターと長期的に契約する場合には、テープ起こし会社の半額程度までディスカウントしてもらえる場合もありますし、依頼案件別に担当ライターが変わるよりも、一人のライターにすべて任せることでテキストデータの出来が統一されるという利点もあります。