こちらのカテゴリでは、テープ起こしの一般的なサービス内容について、ページごとにまとめています。
各ページの内容は以下のようになっています。気になるページからご覧ください。
テープ起こし業者の主な業務は音声を文字化・文章化することです。講演会、会議、座談会やインタビューなどで録音された音声を聞き取り、その内容をテキストに変換していきます。
また起こしたテキストを顧客からの要望に合わせてより整った文章にしたり、内容をわかりやすく要約したりすることもあります。
また業者によってはスタッフを現場へと派遣し録音から業務を請け負ってくれたり外国語の録音を翻訳してテキスト化してくれたりするといったサービスを提供している場合もあります。
一口に「テープ起こし」といってもその内容には「ケバ付き素起こし(素起こし、丸起こし)」「ケバ取り素起こし」「整文」「口調の書き換え」「文字数指定要約」「会話分析用逐語起こし」などさまざまな種類があります。
ケバ付き素起こしとは会話文に含まれる「あー」、「えー」などと言った意味のない音声(ケバ)をそのままテキスト化することであり、逆にケバ取り素起こしではこういったケバを取り除いてテキスト化します。
整文ではさらに言い間違いや文法上の誤りの訂正などを行います。文字数指定要約では音声の主旨を指定された文字数で要約します。また会話分析用逐語起こしはケバや相槌などをすべて含む制度の高い文章化です。
テープ起こしの料金は業者によっても異なるため一概に言えない部分もあるものの、一般的には分単位で金額が指定されており、音声データの時間が長ければ長いほど料金も高額になっていきます。
またケバ取り、整文、要約などより手間や技術を必要とする種類の場合料金の加算がなされます。さらに納期に関しては納期までの期間が短いものに関しては追加で料金が発生するのが一般的です。
さらに業者によっては起こした文字数に応じて料金を出すといったところも少数ながら存在します。
テープ起こしを依頼したいと思った場合、まず行うのが業者への問い合わせおよび見積り作成です。業者から見積もりをもらいその内容に納得したならば発注を行います。
業者によってはさまざまな納品形式に対応しているところもありますので、そういったことが可能であり尚且つ必要である場合には発注の際に指定を行います。
発注が行われると業者では依頼された起こし方に合わせて音声データをもとに作業を行い、校閲などのチェックを経て納品となります。
テープ起こしの発注を行う場合、素起こし、ケバ取り、整文、要約などどのような起こし方をするのか指定を行います。またテキスト納品時の状態、ファイルの形式などについても事前の確認が必要です。
これらはそのテキストをどのような用途に用いるのかによって選択するのが基本となりますが、手間や技術が複雑になればなるほど料金も高くなりますので注意が必要です。
また音声データを始めとする資料を提供する場合には付帯資料などを可能な限り渡すことでより精度の高い内容になることが期待できます。特に専門性の高いテキスト化の場合にはそういった資料や用語の解説などがないと文字起こしができなくなってしまう場合もあります。
テープ起こしの料金を抑えるコツとして第一に挙げられるのが納期をできるだけ延ばすということです。一般的にテープ起こしは納期までの期間が短いものほど料金も高くなる傾向があり、逆にそれを延ばすことで料金が抑えられることがあります。
また提供する音声データに長い間や必要性のない雑談などが収められている場合には、そういった部分を事前に編集で削除してしまうというのも良いでしょう。テープ起こしは音声データの時間が長ければ長いほど料金も高額になるため、その時間を短くすることは費用の削減に繋がります。
会議やセミナーを音声データとしてまとめておくメリットとしては、第一にその場の空気感を記録できるということが挙げられます。
その時々の雰囲気や空気感などは議事録などの文字情報として記録することができず、どうしても音声などで保存しておく必要があります。
また人的リソース上のメリットとしては議事録担当者を置く必要がなく、全員を会議に参加させることができるということも挙げられるでしょう。
さらにその当日会議やセミナーに欠席してしまった人がいる場合、録音データを保存しておけば誰でも後から確認をする事が可能となります。
テープ起こし業者の中には多言語での翻訳などを伴う文字起こしに対応しているところもあります。ただしこうした多言語間での文字起こしは料金も比較的高くなる傾向があり、またよりマイナーな言語ほど料金が高くなっていくのも確かです。
こうした料金を抑える方法としてマイナーな言語を翻訳する場合一度英語や中国語などのメジャーな言語に翻訳しその後日本語に翻訳する「リレー翻訳」を行う場合もあります。また多言語テープ起こしは業者によってサービスの質、料金などに大きな違いがあります。
一般的に考えられる以上に発話音声を文字に変換するという作業は難しいものです。作業をする人の技術力、録音データの音質、専門用語などの頻出などによってはその精度にばらつきが生じ、時には失敗をしてしまう場合もあります。
特に初心者がこの作業をする場合に最初の難関となるのがケバ取りだと言われています。少々意外に思われるかもしれませんが、意味のない音声である「ケバ」を取り除いて音声をテキスト化するということはそれなりの技術力が必要となるのです。
また初心者の場合起こしにどれくらいの時間がかかるかまだ分かっていない場合が多く、これも業務として文字起こしをする際の失敗の原因となることが少なくありません。
テープ起こしにおいて録音データは欠かすことができません。録音データの音質が悪い場合には文字変換の精度が落ちてしまうのはもちろんのこと、最悪の場合には依頼を断られてしまうという場合もあります。
録音をする際に用いるツールとして特におすすめできるのはICレコーダーです。ICレコーダーはデジタルデータであるためにさまざまな作業がしやすい、そして音質が良いという圧倒的な利点があります。
また小型で持ち運びに便利なのも大きなメリットです。また録音データの音質は録音環境によっても左右されます。可能な限りノイズの少ない環境で録音するということはもちろん、音声の反響をできる限り抑えることも重要です。
テープ起こしをする際にあると便利なツール・アプリ類としては、録音機能に加え編集機能も兼ね備えている「音声記録アプリ」が挙げられます。
こちらはIOS用のアプリとなっているのですが、Androidを使用している方におすすめなのは高音質、長時間録音が可能な「簡単ボイスレコーダー」です。
その他にも録音・編集用アプリやソフトウェアにはさまざまな種類があります。また近年では音声データを自動で文字化するツールなども登場しつつありますが、これらは現在のところやや実用性に難があるようです。
テープ起こしの仕事をする際、絶対に必要なスキル(資格)はありません。ただし最低限のパソコンスキルとしてブラインドタッチ、マイクロソフト・ワードなどを用いた文章作成・校閲経験、そして国語力と一般常識はあった方が良いでしょう。
また必要な道具としてはパソコン、ネットワーク環境とメールアドレス、ワードソフト、音声再生ソフト、テキストエディターなどは最低限揃えておく必要がありますし、音声を正確に聞き取るためにイヤホンやヘッドホンなどはほぼ必須であるとみなして良いでしょう。
また音声のスピードを変えて再生するツールや辞書などもあった方が好ましいとされます。
言葉を文字に起こす方法としては、大きく分けて「速記」と「テープ起こし」があります。速記は特殊な記号を使ってその場で言葉を書き留め、あとで文字に起こす方法、テープ起こしは現場で録音されたデータを元に文字起こしを行う方法で、それぞれにメリット・デメリットがあります。また仕上がった原稿に決定的な違いはありませんが、作業の工程や要求されるスキル、適した現場など、さまざまな点で違いがあります。
それぞれの違いやメリット・デメリットについて把握することで、どのような現場でどのような作業が必要なのかを速やかに判断し、臨機応変に使い分ける必要があります。
テープ起こしを行う上で、大切な作業の一つとなるのが、文字に起こした文章に誤りがないかを確認するための「校正作業」。そして校正作業を行うにあたって校正者が用いるのが「校正記号」と呼ばれる特殊な記号です。校正記号を使うことで、正確かつわかりやすい修正指示が可能となります。しかし使われる校正記号にはさまざまな種類があるので、初めは戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
今回は代表的なものをいくつか紹介していますので、使う頻度の高い校正記号だけでも覚えて、今後の校正作業に役立ててみてください。
テープ起こしは、イメージよりも多くの手間や時間がかかる作業です。予定よりも作業時間が長くかかってしまうと、他の業務に支障が出たり、納期に間に合わせることが困難になったりするなどの問題が生じてしまいます。音声データに専門用語や業界用語が多くふくまれていたり、話者が早口であったり、あるいは音質があまりよくない場合などは、さらに多くの時間が必要になるでしょう。
ですから、自社でこなすには負担が大きいテープ起こしについては、専門の業者に外注するのがよい選択肢だと言えるでしょう。得意分野をもつ専門のスタッフが複数いるため、内容の正確性やスピーディーな納期などが期待できます。
文字起こしを外部に依頼することで、スタッフの業務を大幅に軽減できるでしょう。ただコスト面や情報漏洩と言ったデメリットがあるため、慎重に依頼先を検討することが重要です。また代行の依頼先は個人と業者の二つの種類があり、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで依頼してください。文字起こしと言っても3つの種類があるので、適切な種類を選ぶことも大切。
とくに初めて依頼する際には役に立つ情報ばかりを調べましたので、ぜひご一読ください。
テープ起こしをリライトしたり、テープ起こしから記事作成をしたりする際には、ライティングの技術やポイントがあります。テープ起こしの元となる会話文は、そのまま書き起こしても文章としてはとても読みにくいものとなってしまいます。
読みやすく説得力のある読み物にするためにも、リライトや記事作成のポイントを解説しています。口語と文語の違いをよく理解しながら、ポイントを押さえて文章を作成して読みやすく、わかりやすい記事を目指しましょう。